2012年1月に見た、読んだ、使ったもの

あけましておめでとうございます(もう2月だ!)。 このエントリでは、年明けから1ヶ月くらいのあいだに見たもの、読んだもの、使ってみたものを日記帳(DAY ONE)から掘り起こしてみました。 そうそう、未見なら『ALWAYS三丁目の夕日'64』をぜひ。今回も素…

コンテンツを自炊しちゃダメ!?

完全に同意。 佐藤秀峰日記 漫画onWeb 自炊代行について スキャンされない唯一の方法は、本を販売しないことです 『フリー』という本には、「すべてコンテンツはフリーになりたがる」という原則が書かれていました。 フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦…

2011年映画ベスト10

今年観た映画はトータルで67本でした。 年内までに、『宇宙人ポール』や『ゴーストライター』、『リアル・スティール』を観る予定なので順位変動があるかもしれませんが、いままでに観た映画ベスト10を発表しちゃいます。 第1位『ソーシャル・ネットワ…

フリーでシェアなビジネスモデル:『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』

『フリー』や『シェア』の次に読むべき本はこれ。 グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ作者: デイヴィッド・ミーアマン・スコット,ブライアン・ハリガン,糸井重里,渡辺由佳里出版社/メーカー: 日経BP発売日: 2011/12/08メディア: 単行本購入: 10人 …

バイキンマンが負け続け、アンパンマンが勝ち続けるわけ:『メガマインド』

世の中に流通している物語の多くは「正義の側」から描かれていますが、ドリームワークスが制作した『メガマインド』は「悪者の側」の視点から描かれています。 いわばバイキンマン的視点ですね。ここがちょっと新しいです。 MEGAMIND: Ultimate Showdown (輸…

心よりも行為:『50/50』

ヒドイ目にあったら、だれだって自分のことで精一杯になる。どうやったら今より良くなるのか、なぜこんなことになったのか。悩み、後悔し、不条理に不満を感じる。 ラジオ局に勤めているアダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、早朝からランニングをし…

ビルの10階からはどんな風景が見えているのか?:『「上から目線」の構造』

モノを見るとき、ぼくたちはスキーム(枠組み)というものを使ってます。地元のヤマダ電機より価格.comのほうが お買い得トクに「見える」のは、損得や価格というスキームを使ったからこそ。 おなじように、上から目線に敏感な人は、上下というスキームを採…

とにかく答えを出す:『武器としての決断思考』

なぜぼくたちは決断することが苦手なのか? 「そりゃ、悩んでいるからだよ!」というのもひとつの答えですが、その本質はメリットとデメリットのあいだで揺れているからじゃないかと。 武器としての決断思考 (星海社新書)作者: 瀧本哲史出版社/メーカー: 講…

ホワイトボード、かなり使えます!

今年のマイベスト映画「ソーシャル・ネットワーク」で印象的だったのは、呪いの物語とホワイトボードでした。 「ハーバードみたいなエリート大学に行く人間は、思いついたアイデアなりフローチャートなりをホワイトボードに書き留めておくんだな」と教養のな…

10・3・1を抽出する:『つながる読書術』

ちまたには読書術の類書が無数にあります。 それらの本と本書はどう違うのか? 「みんな」という視点が入っているところです。 つながる読書術 (講談社現代新書)作者: 日垣隆出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/18メディア: 新書 クリック: 61回この商…

知識を思考の棚にしまおう:『自分のアタマで考えよう』その4

ブログ更新をさぼっているあいだ、アクセス数が飛躍的に伸びた日がありました。 原因を調べてみると、ちきりんさんにツイッターで紹介してもらえたからでした。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = wind…

2×2マトリクスで判断基準を作る:『自分のアタマで考えよう』その3

ひとつまえのエントリで、「意志決定モデル」の作り方を書きました。 今日はより具体的な判断の仕方、「2×2マトリクスで判断基準を作る」です。 自分のアタマで考えよう作者: ちきりん,良知高行出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/10/28メディア…

意志決定モデルをつくろう:『自分のアタマで考えよう』その2

ちきりんさんの新刊『自分のアタマで考えよう』を読み終えました。どれも身につけたい技法ばかりの良書だったので、連続してエントリを上げていこうと思います。 今日は「意思決定モデル」の作り方について。 自分のアタマで考えよう作者: ちきりん,良知高行…

思考の技術:試読版『自分のアタマで考えよう』その1

いま一番注目しているブロガーのちきりんさんが、今月の末に新刊を出されるそうです。その名も『自分のアタマで考えよう』。考え方のヒントがたくさん詰まっている本らしいです。そのお試し版が『週刊ダイヤモンド』に付録されていたので、今日はそれをネタ…

iPhone4S買いました

ソフトバンクが気前のいい徳政令キャンペーンを開始してくれたので、いままで使っていたiPhone3GSから4Sに機種変しました。 ソフトバンク「実質無償機種変更キャンペーン」 iOS5にアップデートされ、ICloudサービスも開始されたこともあり、すごく使いやすく…

男やアイデアは褒めて伸ばす

先日、ネットで商品づくりの会議をしていたのですが、そこでアイデアがたくさん出されました。 こういった場でよく見かけるのは、アイデアを否定する人です。 『新「伸びる人」の条件』という本では、否定する行為を「アイデア殺人」という強い表現で批判し…

正直こそ最強の戦略:『ネット評判社会』

いまネットでは評判社会が到来しています。 評判社会というのは、他者からの評価が見える化されている社会のことです。 Amazonのマーケットプレイス(中古本市場)なんかが好例ですね。 ネット評判社会 (NTT出版ライブラリーレゾナント057)作者: 山岸俊男,吉…

終わらせるのは誰だ:『エンドレス』

意見はいつだって批判される運命にあります。 何か発言すれば、後から賛否または相対化する意見が出てくる。 ツイッターやYouTubeのあるネット社会の現代では、本当にたくさんの意見が林立する時代になりました。 『エンドレス』/サカナクション 誰かを笑う…

アイデアマンになるためのヒント:『新「伸びる人」の条件』

これからの時代、必要とされる力は5つあるそうです。 新「伸びる人」の条件?天才じゃなくても結果が出る「5つの力」の鍛え方? (フォレスト2545新書)作者: 安達元一出版社/メーカー: フォレスト出版発売日: 2011/03/07メディア: 新書 クリック: 21回この商…

 ゴーストバスターがやってきた:『モテキ』

映画版『モテキ』観てきました。 今回も傷ついたなぁ(笑) 『モテキ』の面白さは、作者・久保ミツロウさんによるゴーストバスターとしての仕事ぶりにあります。 主人公の藤本幸世のもとには、かわいい女の子たちが次々と寄ってくる。で、打てば響く太鼓のよう…

ネットショッピングのハードルを破壊した無料返品サービス

「必要なものを全部入れられるバッグがほしい!」 ギラついた欲望をついに抑えられなくなったので、ネットで探してみることにしました。 バッグに入れたいものは、 あと、MacBookAirも! リストアップが終わったところで、さっそく検索開始です。 1時間ほど…

関心と仮説と『探偵はBARにいる』:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』

まったく同じものを見ているのに、まったく感想がちがう。 面白い人というのは、たいていそれですよね。思ってもいなかった意外なことをいう。 それは「関心」と「仮説」の結果です。 まず、関心を持てば、全体像なり、何かが見えてきます。少なくとも見よう…

文章はサービス:『いますぐ書け、の文章法』 

文章には読まれる文章と読まれない文章があります。 そのちがいは何? ごくごく初歩的な国語の問題を除くと、ライターにはさほど高等な文章テクニックは必要ない。私個人はそう思ってる。現場に流れている空気も、それに近い。 いますぐ書け、の文章法 (ちく…

ウソつきは大人の役割:『ウソから始まる恋と仕事の成功術』

「ウソのない世界」をご存じでしょうか。 ご存じない? では、こちらを。 この世界にはウソがひとつもありません。すべて真実で成り立っています。 「ハーイ」 「ぼくはマーク。調子はどう?」 「不愉快だわ。今夜のデートも後悔してる」 「・・・そう」 ウ…

復讐の終着点:『悪魔を見た』

復讐の終着点を見た。 悪魔を見た スペシャル・エディション [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2011/08/02メディア: DVD購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (34件) を見る 復讐とは仕返しをすることです。 「オレからこれだけ奪った…

ストリートスマートの必須習慣・「概念化」トレーニング

先日紹介した勝間本の中で、もっとも使える「概念化」を紹介します。 勝間和代を「私」に最適化する:『高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人』 1.習慣 (1)ものを概念化する癖がある と、そのまえに、概念化ってなに? 「概念化」するというの…

驚異のレファレンス能力:『簡単に、単純に考える』

清純のレファレンス能力、恐るべし。 簡単に、単純に考える (PHP文庫)作者: 羽生善治出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2004/10/02メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 94回この商品を含むブログ (70件) を見る 一見、表紙を飾っている羽生善治棋士が主役に…

勝間和代を「私」に最適化する:『高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人』

まず、タイトルの説明から。 高学歴の人間が成功しなくて、学歴のない人間が成功するのはなぜか? 「答えのない問題」を解けるかどうか、その違いです。 高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人 (小学館101新書)作者: 勝間和代出版社/メーカー: 小学…

暗い海底から浮かび上がる:『マイナス思考法講座』

プラス思考は一般的に良いことだと思われていますよね。マイナス思考よりはずっとマシという感じがします。しかし悲しいかな、ありのままのプラス思考は「心地よい気分」にしてはくれても、本質的には豊かにはしてくれません。 なぜなら、考えが甘いから。 …

ソーシャルメディア時代の修正法

驚きました。あの島田紳助が引退するとは・・・。 島田紳助緊急会見・芸能界引退 暴力団関係者との交流を理由に http://bit.ly/oKSmPQ 引退会見の動画も見ましたが、「暴力団関係者と関係があったから」という、なんとも釈然としない理由でした。 大人の事情が…