『できる人はどこがちがうのか?』


本書は、「世界一受けたい授業」で活躍している明治大学教授の斉藤孝さんによる上達論です。
斉藤先生が本書で言っていることは、基礎的な3つの力を技化(いつでも使える状態)しながら、自分のスタイルをつくりあげていくこと。
上達に必要な3つ力とは・・・


1.まねる力

2.段取り力

3.コメント力


これらの力を活用しながら、自分のスタイルを作り上げていく。そうすることで、さまざまなジャンルに応用できる自己の上達スタイルを作ることができるといいます。また、この効用により自己肯定感が高まり、人生がいきやすくなるとも言っています。できる人とそうでない人との違いは、この上達の経験を普遍化しつつ、他ジャンルに応用していくことができるかどうかだそうです。


ホリエモンがなぜできる人なのか、わかった気がします。だって彼は、TVを通してでも自己肯定感の強さがにじみ出てましたもんね。

つまるところ、できる人とは能力の高低ではなく、自己のスタイルを磨きながら、新しい分野に応用していける人のようです。


「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)

「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)