2007-01-01から1年間の記事一覧

劇場観賞 映画批評とは?→「アイ・アム・レジェンド」

私淑している町山智浩さんが久しぶりにポッドキャストを更新された。 http://www.eigahiho.com/podcast.html(ここからダウンロード可能。第45回目) そこで紹介している作品がウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」。 町山さんのこの作品批評を…

読書 「アラン 幸福論」

伊勢丹や高島屋などのデパートでぶらぶらしていると、前衛的でおしゃれな ブランドものデザインの服そのものよりも、まず高額なプライスに目が奪われる。 貧乏性の僕は良く思うのだけど、「1桁間違えてんじゃないの?」 とたじろかせるくらい、高価だったり…

読書 「ウェブ時代をゆく」

「ウェブ時代をゆく」はここ数ヶ月間に読んだ本の中で、一番興奮を受けた書物である。著者梅田望夫さんの提案は大変魅了的であり、「社会変化とは否応もなく巨大で あるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」 を具体的事例でもって…

プライドが高い人=(往々にして)自信がありません 

昨日発行された「ガッキィファイター」を読んでいて、ぐさっときました。 《プライドが高い人は往々にして自信がありません。 自信がある人はプライドにあまりこだわりません。》 (斎藤環『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』) この後、日垣さんはつぎの箇…

意味を見る。

待ちにまったものがいよいよ手に入るときは、とても嬉しい。 クリスマスイブにサンタさんからのプレゼントをまっていたときに 似てる気がする。 スティーヴ・カレルの新作「エバン・オールマイティ」が、今回それだった。 別段、優れた名作だと言うわけでは…

働くとは、何か?

働くとは、何か? かねてからずっと関心のある問題である。 先週末に、弟を新浜松駅前という地元駅まで迎えにいった帰り道、 この疑問が再び頭の中をぐるぐる回り始めた。 なんでも弟は、社会人のおつきあいとやらで部長さんのご自宅にお呼ばれし、 ガブガブ…

ダンス・ダンス・ダンス

「踊るんだよ」羊男は言った。「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。 おいらの言っていることはわかるかい? 踊るんだ。踊り続けるんだ。なぜ踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんて事は考えちゃいけない。 意味なんてもともとないんだ。そんな…

言うべきか、言わぬべきか。

ぐさっと胸にささる言葉というものがある。相手が意図してか、無意識的にかに関わらず、ぐさっと胸を締めつける言葉がある。先日友人から頂いたメールにそれがあった。 僕の現状を励ますことを目的として書かれたその言葉を読んだとき、 嬉しいというのでは…

オリジナルな生き方

「おれは生きたいようにいきるんだ」と自身の人生観を語る人がいる。 型にはまりたくない、好きなことを追求するという、そのアウトロー的気分は、 自分にもとてもよく理解できた。でも、そんな甘美な理想像は、もしかしたら誰かの模倣でしかないのかもしれ…

無知の知

たまに自慢ばかりしている人に会う。会えば自分の虚栄心を満たすためか、しょっちゅう雑学や教養を披露してくれる。 かといって「ウザイよ、あんた」とも言えないので、ふんふんと相づちを打って聞いてあげる。 たまには質問もしてあげる。すると途端に、「…

生物学が面白い。

生物学に今更はまってる。「ゾウの時間 ネズミの時間」や「新しい高校生物の教科書」などの生物学関連書を 読んでいて、初めて面白いと感じた。 例えば、時間という概念は万物平等として一般的には捉えられている。 だから、ネズミや犬などが人間より短い年…

私の身体は頭がいい。

先週末に友人が我が家に来宅された。 その友人Yさんとの再会は久しぶりだったので、せっかくだからと、迎えにあがったついでに無理矢理外へ連れ出し、 浜松で有名な居酒屋さん「凛」にて会食。 2次会はカラオケ。喉がガラガラになるまで歌って、帰宅。 自宅…

記憶力いついての考察

記憶力のよい人がいる。 記憶とは、関連性を持たせることがキーであるから、 例えばジョニー・デップという俳優を一人覚えるより、 「パイレーツカリビアン」だとか「ショコラ」「・・・」 に出ていた俳優さんといういう風にセットにして覚えた方が、 覚えや…

知らないのに分かる不思議→「ALWAYS 続 三丁目の夕日」

前作に続きいい映画だ。 今回も泣ける。 東大卒なのに立派な肩書きがなく甲斐性がないと苦しむ小説家の茶川(吉岡秀隆)、 借金を返し茶川の元へ返ろうとするが踊り子という立場上迷うヒロミ(小雪)、 家族を失い孤独な人生を歩む悪魔先生(三浦友和)の物…

ゴールを定義しよう→「クローズzero」

劇場で予告編をばんばん流している「クローズ zero」を見る。 物語の主人公滝谷源治(小栗旬)は、鈴蘭高校の頂点(てっぺん)をとるという目標を掲げ、 どこからか転校してくる。 頂点をとる、といっているくらいだから危険な人なのかと思うと、 偶然知り合…

映画紹介 「アンフェアthe movie」

友人に薦められて、フジテレビ制作の「アンフェア」を見る。 物語は、雪平警部補(篠原涼子)と斉木警視(江口洋介)らが船舶の積荷を調査するシーンから始まる。 篠原は集団行動を嫌い、単独で調査している。調査中、篠原から証拠を見つけたと報告が入る。…

ipod touch

apple社が今年の6月に発売したiphone の導入が日本ではまだ未定 (ヤフオクとかで落札して使っている方もいるそうですが。)ということで、ずいぶん前 にがっくりしてあれの購入を諦めていたのですが、それに代わるipod touchというものが 発売されるそうで…

マイケル・ベイ最新作→「トランスフォーマー」

「トランス・フォーマー」が先日から大手シネコンを筆頭に上映されだした。 本作はマイケル・ベイ監督の最新作である。 ベイ監督といえば、「アルマゲドン」や「ザ・ロック」「パール・ハーバー」「バッド・ボーイズ」 などで有名な典型的なハリウッド監督で…

貴族になろう→「大衆の反逆」+「知に働けば蔵が建つ」

古典的名著と呼ばれるオルティガの「大衆の反逆」の中身に初めて触れたのは、 内田樹先生著の「知に働けば、蔵が立つ」という本の中でだった。 本書の書かれた背景には「政治的・文化的な分極化が進んでいた当時のスペインを統合する」 という意味で記された…

ことばはツール「ことばと文化」

僕らは日常的に、「言葉」を使っている。 ことばなしにはコミュニケーションをとることもできないから、あまりに当たり前のことすぎて日常では意識されることがまずない。でも、意識上に上がることのない言葉は、必要不可欠なものであり、これなしには生活も…

自分探しpart2

前回、「自分探しの哲学」という本で、本から得た自分探しについての見解を述べた 自分探しの問題は、本当の自分はどこか他のところにあるのではないか、という願望 によって、現在から逃避することだ、っということを。 っで、それはそれであのときは得心が…

欲望とは他者の欲望である。「生き延びるためのラカン」

それを欲しいわけがいえる? ジャック・ラカンという精神分析家の入門書(タイトルの本)を読んでいたら、、 このような興味深い言葉に出会った。 つまり、何かしらのものを欲したとき、なぜそれを欲しがっているのか を言えるか、ということ。 うーーん、ど…

帰ってきたアウトロー「ダイハード4.0」

マクレーン刑事が帰ってきた。 っと言ってみると、どこかで聞き覚えのあるようなキャッチ聞こえる。 きっと毎度同じような構成・展開で映画宣伝を垂れ流すCM で使われてそうなんだな。(未確認) とにかく、ジョン。君の帰りを待ってたよ。 おかえり、おか…

内的な揺れが映画を面白くする。→「フィールド・オブ・ドリーム」

「それを作れば、彼はやってくる」 邦画をよく見る人は知っているセリフかも知れない。 これは「木更津キャッツアイワールドシリーズ」でバンビ(櫻井翔)が草原 で聞く声であり、本作では農夫レイ(ケビン・コスナー)が自分のトウモロコシ畑で 耳にするも…

キーワードを増やす「ライフハックのつくり方」

今日「ライフハックのつくり方」という本を読んでいたら、 受容体(=キーワード)を増やせという興味深い章があった。 なんでも人は頭の中に「〇〇いいなぁ」という自己欲求に関するキーワードを 持っていて、それに関係しそうな言葉に反応し収集するんだそ…

S・ストーンの美を味わう「氷の微笑2」

シャロン・ストーン主演の大ヒット作「氷の微笑」の続編。 47歳だとというのに、その年齢を微塵も感じさせないS・ストーンの 美しいパッケに惹かれて、とりあえず鑑賞参考までにネットでレビュー検索してみた。 すると、どこいってもものすごい評価低い。 …

常識を疑え。「千円札は拾うな」

「常識とは、18歳までに身に着けた偏見のコレクションのことをいう。」 アインシュタインが残した有名な言葉を引用して、 著者はすべてを語らせている。 常識に囚われていることの弊害について。 ボクらが見ている世界は、常識という枠にとらわれた世界。 そ…