人がモノを買う本質「商品がなくても売れる 魔法のセールストーク」


人がモノを買う理由ってなんだろう?


よくニーズやウォンツがなんたらかんたらって言われるけど、

いまいちよく分からない。


でも、本書でその本質がずばり書かれている。


「人はモノそのものを手に入れたいのではなく、そのモノがもたらす素敵な

未来像、頭に描く将来像や楽しい楽しい生活を手に入れたくて、そのモノに

興味を示し、欲しくなる。」


なるほど。


確かに洋服などを買う時、これを着たらあーなるなというイメージありきだ。

それなしに、まず買わない。自分がどんな姿に変われるのか。

それを手にした時の自分を想像すると楽しくなる。ワクワクする。

それを手にしたくて買う。


確かにそうだろう。


だから、著者は「素敵な未来像を語ってあげてください。」っと主張する。


ボク自身、以前テレアポの経験をしていたことがあり、それを振りかって

みると、確かにそこにフォーカスしていたとき、お客さんのテンションは

どんどんあがり見事受注いただけた記憶がある。


考えてみれば、当たり前の話かもしれない。

でも、なかなかココに気づけない。


本書ではその本質をついたあと、お客さんとの距離を縮めるトーク

裏技トークを披露してくれる。


中でも、だったら話法というのはやられたという感じ。

他のトーク術も実に人の心を掴むのが巧く、さすが心理学の本をよく読んで

研究し実践され成果を挙げてきた著者が作ったものだと思う。

ぐっと心をつかまれるトークが多い。


以前テレアポの仕事をしていたとき成績がなかなか上がらず、苦しんで

いた時期があった。その時に、この本に出会っていたら・・・っと強く思う。


営業をされている方には、非常に重宝し、成果をあげるのに

役立つ本だと思う。電話をかけるのが、きっと怖くなくなるはず。


ぜひ、書店などで手にとってみていだきき、実践で試していただきたい。

少ない経験知からの推測だが、きっと成果をあげられるんじゃないかと

思う。

商品がなくても売れる魔法のセールストーク

商品がなくても売れる魔法のセールストーク

  • 作者: 吉野 真由美
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: 単行本