コミュニケーションがうまくいかない理由「自分小さな「箱」から脱出する方法」


コミュニケーションがうまくいかない理由。


それは自分が他人にすべきだと感じたことに背いた行動をとることで

自己欺瞞(これにより、まわりや現実をゆがめて見るようになる。)に陥り、

その結果自己正当化を行ってしまうことが人間関係を失敗させる

原因らしい。


たとえば、ボクがエレベーターに乗っているときのこと。

ドアが閉まり始めた時、向こうから人がやってきていた。


あの人、間に合うかな?もし難しそうだったら

「開く」のボタンを押してあげようかな。


そんな思いが頭をよぎった。

それに手を伸ばせばそのボタンは押すことのできる位置にあった。

しかしちょっと面倒で押さなかった。

ドアはそのまま閉まる。


人はここで自己欺瞞に陥ることになる。


箱に入ったぼくの頭の中はこんな感じだ。


ボクは悪くないよ。

だってあの人のためにボタンを押そうとしたし。

そのくらい善意があった。だからボクは悪くない。

間に合いそうもなかったのに、走ったりしなかったあの人が、

いけないんだ。そうだ。そういうことだ。


・・・とまぁ、こんな感じに。

んー。ずいぶん内省にかけた、問題のあるものの見方になってしまう。


っで、この解決法は箱の外に出ること。


ちなみに箱と言うのは、自己欺瞞のこと。

その状態に僕らがいることを「箱の中に入っている」と表現する。(らしい)


箱の中にいると、自己正当化して現実を曲げてみたり、他人をモノと

見てしまうらしい。よって適切な対応ができなかったするみたい。


だから箱の外にでて、他人を人として認識しコミュニケーションを

もっと円滑にさせたらどうでしょうというのが本書の提案のようだ。


そこで本書では人がどういう風に自己欺瞞に陥るのかを物語形式

でわかりやすく示し、その解決法を提示してくれている。


コミュニケーションうまくいかない。

もっと人と上手に関わりあいたい。

そんな方々に本書をおすすめしたいと思う。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャー インスティチュート
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)