努力をムダにさせないノート術① →「情報は一冊のノートにま

「先日書いたメモどこやったっけ?」
「今週の土曜の八時って、あいてたっけ?」
「先日読んだ本にどんなことが書いてあったっけ?」


すべてを記憶に任せることはできないので、よくメモをとります。
思いついたら、すぐにとらないとそのアイデア等はすぐに忘却の彼方、
という脳の性質上、それが必須だからです。


しかし、いざ先日メモしたものを確認しようとすると、・・・みつからな〜い。
こんなことがしょっちゅうあります。
だからメモ取ることだけが習慣化しているのですが、見直すというプロセスがすっぽり
抜けてます。


ものすんごいムダが多い。
今まで効果的な対応策が思いつかなかったので、そんな達成感だけを味わって(同時に失望感も
もちろん味わい)いままできたわけです。


そんなところに、先日ご紹介した「超メモ術」なるローテクを発見し、これでなんとか
なりそーだと安堵していたら、それを越える(と思われる)自己管理システムに本日出会いました。


「情報は1冊のノートにまとめなさい」という本に書かれていたメソッドなのですが、これがスゴい。
すぐにでも試してみたいアイデア満載です。(知的生産術としてみなさん待たれていたようで、
いまアマゾンで2位になってました。)


そもそも、いつもメモしたデータが紛失してしまうのは、いろいろなところに書き散らしてしまうからですよね。
一ヶ所にあったら、こうはなりません。


思いついたことを、そこらにあった用紙の裏や、読書ノート、スケジュール帳などにとにかく書き留める。
「あのお店いってみたいな。ちょっとメモっとこ」とおもいメモする。
そのときは、手帳に書いておいたぞということを覚えておくように何度も暗唱したりして記憶しておくよう
努めるんですが、そのような行為をなんども繰り返せば、情報がごちゃごちゃになり、何がどこにいったか
まるでわからなくなってしまうのが必定です。


このおかげで何度、無駄な労力となったことか・・・。


そこで「情報は1冊の〜」で提唱されているのは、情報の一元管理化です。
つまり、あらゆる情報(スケジュール、メモ、読書記録、アイデアetc)を1冊のノートにツッコんでおき、
探す時はそのノートをさがせばよいという方法です。これは大変画期的だと思います。
それに必ずあのノートに書かれているという安心が生じますから、精神衛生上たいへんよいことであると思います。


あ〜、これで変な失望感に悩まされずにすみそうです。


例えばその日にどこに行っただとか、思いついたアイデア。たまたま入った雑貨屋にあった時計が
気に入ったとかいった情報をとりあえずノート書いておけば、あとから「検索」してその情報に辿りつけます。
(どうやるのかはまた後述します。)
思いついたアイデアがあったら、そこから発展させていくこともできる。


これは結構すごい事だと思います。


発展性のないアイデアだとしても、それを考える続ければビジネスになりえるものになる可能性があるからです。
(答えがすぐにだせない「問い」についても、この方法を使うことで、持続して考え抜くことができるようになると思います。)


これは考え続けることができなければ、不可能です。
ただ考え続けるには、いささか僕らの脳に飛び込んでくる情報が多すぎます。
いつも何らかの案件を抱えている状態(僕らをPCだとすれば、その案件=アプリケーションソフトであり、いくつかを
起動させている状態に似てます。)では、なかなか持続して考えることは難しい。


そこで情報はすべて1冊のノートの中にツッコんでおいて、あとからそれを見て育てていくという形をとればいい。
こうすれば、脳もずいぶんラクをできます。そこからより生産的になりうるんじゃないでしょうか。

っで、それをどう行うかが一番の問題になるわけですが、このネタは長くなりそうなので、何回かのエントリーにわけて
考察していきたいと思います。

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