2008年 ベストムービー10
2008年ベストムービー10 を書いておきます。
候補作品
・ウォンテッド
・ガリレオ 容疑者Xの献身
・ウォーリー
・ダークナイト
・スーパーバッド
・クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(DVD鑑賞)
・ランボー/最後の戦場
・ミスト
・クローバーフィールド
・アイアンマン
・インクレディブル・ハルク
・ノーカントリー
・トロピック・サンダー/史上最低の作戦
・ジュノ
1位 スーパーバッド(原題:Super Bad)
ラストのエスカレーターでの親友との別離シーン(深読みすれば、少年期との別れ
ともとれる)は昨年のベストシーン。あぁ、泣いたよ。どうしても我慢できなくて
ね。
非モテ男たちへ向けられた青春映画の傑作。
2位 トロピック・サンダー/史上最低の作戦(原題:Tropic Thunder)
基本設定から最高におもしろい。
序盤で撮影監督が傲慢な俳優陣を引き連れて戦地に乗り込み○○するくだり、ベンス
ティラーが「アイ・アム・サム」をからかう人形劇は要注意。
笑いすぎて窒息死しさせられそうになった(←シリアスな話)。隣に座っていたお
ばちゃんはすんごい迷惑そうだった。ごめんね、おばちゃん。
生涯ベストコメディー候補作。
3位 ダークナイト(原題:The Dark knight)
3位に入れとくと、ちょっとインテリっぽくみえるので(笑)。
詳細は町山智浩さんのポッドキャストを参考に。
→http://www.enterjam.com/tokuden.html
とにかくジョーカーが他に寄りかかることなく、自らの欲望にしたがって、既存の
ルールにとことん戦いを挑む姿にシビれた。最高にクールだった。
そして「反抗することが人間であるということだ」(@町山智浩)ということを教
えられた。
ジャック・ニコルソンのジョーカーの強烈なインパクトにまるで引けを取らない名
演をしていた、ヒース・レジャーの死を悼む。
「L change the world」を筆頭にTV局主導のダメダメ映画が生産されつづける邦
画不況のなか、これは思わぬ拾い物だった。
TVシリーズよりもずっとよくできたストーリーが決めて。
終盤、堤真一が回想するシーンが泣ける。
孤独の味を知るすべての人にオススメ。
5位 ウォンテッド(原題:Wanted)
へなちょこマカヴォイ君の成長譚は、へなちょこなものたちに勇気をくれた。
アクション映画の快作。アンジー、カッコよすぎです。
次回作「ナイト・ウォッチ」への期待大。
6位 ノーカントリー(原題:No Country For Old Man 原作;「血と暴力の国」)
ひさびさにコーエン兄弟の作品をみて、身体に鈍く響く衝撃を受けた。
「ブラッド・シンプル」以来か。
ゲゲゲの鬼太郎カットの殺人鬼がターゲットを殺害するか否かをコインの表裏で決
めるという、相手の意志をまったく意に介さない一方的な方法に圧倒的な暴力を感
じた。
7位 アイアンマン(原題:Iron Man)
なるほどね。オレは青春ドラマ、アクション、コメディといったお子様がスキなも
のが大好物なのか。
しかし、なんと言われようと(←いってねーよ)これは外せない。
ボンクラインテリ社長の成長物語としてもいいけど、やっぱアクションシーンがグ
ッド。
8位 インクレディブル・ハルク(原題:The Incredible Hulk)
アン・リーの「ハルク」とは別格。同じ「ハルク」として考えないほうが吉。
泣けるのは豪雨の中、ノートンが元恋人のリブ・タイラーと再会するシーン。
女の幸せを邪魔しない男気に泣けた。
9位 ウォーリー(原題:WALL-E)
ピクサーはいつも裏切らない。
高度消費社会によって使えなくなった地球を捨てた人間が宇宙船の中で生き延びて
いる姿は、デフォルメされはいるが恐ろしいバカ社会だった。
イディオクラシー(邦題は「26世紀青年」)に通じる濃いテーマはさすが。
10位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(There Will Be Blood)
さすがPTA。重厚なドラマをまた作ってしまった。
といいながら、隣の愛知県まで遠出して観に行っておいて寝てしまったんだが…。