THE BEATLESリマスターCD

ビートルズのリマスターCDがついに発売されたみたいですね。
今日TSUTAYAでさっそくレンタルしてきて(『LET IT BE』,『ABBEY ROAD』,『A HARD DAY'S NIGHT』の3つ)、
ほこりをかぶってたONKYOのCDプレーヤーで聴いてみてびっくりしました。
あんまり音が美しいもので。
いや、すばらしい。
『LOVE』、それに『1』を中心に聴いてきたビートルズ初心者でも、「これは別物で、なんかすごいぞ」と直感を得ました。
未聴の人はぜひ。

ABBEY ROAD

ABBEY ROAD

しかし、歌詞カードを片手に聴いて思ったんですが、LET IT BEってすごく深淵な曲だったんだ、ってこ
とをはじめて認識しました。
作詞家の人生のがそこにしっかり投影されているようで、聴いていてじんわりとした感動を覚えました。
先日まで、ただのバックミュージック的な歌だろ、と漠然とした印象をを抱いていた自らの浅見浅学を
恥じ入る次第です。
ぺこり。
しかし、この勘違いを引き起こした責任の一端は、自らの見識の狭さだけでなく、TVの演出に多用されて
きたということがあげられるかと思います。
どういうことかというと、画面に映し出されている映像とこの詞の内容の整合性、これをまったく考慮せずに
ただこの曲がもつ雰囲気で挿入してきた、ということがあるんじゃないかと思うのです。
この問題は、曲の持つ魅力をスポイルするだけでなく、この世に秩序なんていらない、という偏見を視聴者に
植え付けてしまうことにあるかと。
つまり、世の中適当でいいのだ、という適当主義的な教育を意図しないところ(?)で施している、と。
表現が過剰かもしれないけど。
あいまいな記憶をたどると、『なんでも鑑定団』でたしか「HELP!」が流れていた(wikipediaによれば、
やはり「HELP!」を使っていたようです)。
制作者たちは、「HELP!」という名曲の歌詞に一度でも目を通したのだろうか。



助けて!誰か必要なんだ助けて!誰でもいいわけじゃないけど
助けて!誰か必要ってわかるでしょ
助けて


今よりずっと若い頃は
誰の助けも必要なかった
でも今はそんな年はすぎてしまった
そんなに自分に確信が持てなくなって
考えが変わったって気づいたんだ

そしてドアを開けたんだ

できるならば助けてほしい
僕は落ち込んでいる
そばにいてくれたら本当に感謝するよ
僕の足をステージへ戻すように手伝ってくれ
頼むよ、助けてくれ


今では僕の人生はすっかり変わってしまった
いろんな意味でね
僕の独立心もすっかり影をひそめてしまったようだ
でも時々、不安になるんだ
わかってるんだ 君がいなきゃダメだって
今までになかったくらい君が必要なんだ


できるならば助けてほしい
僕は落ち込んでいる
そばにいてくれたら本当に感謝するよ
僕の足をステージへ戻すように手伝ってくれ
頼むよ、助けてくれ


今よりずっと若い頃は
誰の助けも必要なかった
でも今はそんな年はすぎてしまった
そんなに自分に確信が持てなくなって
考えが変わったって気づいたんだ
そしてドアを開けたんだ


できるならば助けてほしい
僕は落ち込んでいる
そばにいてくれたら本当に感謝するよ
僕の足をステージへ戻すように手伝ってくれ
頼むよ、助けてくれ



やっぱり、ぜったいに歌詞みてないよね。
だってこの曲のメッセージとあの番組の主旨、全然ちがうもん!