ソーシャルメディア時代の修正法


 驚きました。あの島田紳助が引退するとは・・・。


 島田紳助緊急会見・芸能界引退 暴力団関係者との交流を理由に
 http://bit.ly/oKSmPQ 


 引退会見の動画も見ましたが、「暴力団関係者と関係があったから」という、なんとも釈然としない理由でした。
 大人の事情があるのでしょうね。
 それはともかく。


 いまはテレビよりもツイッターなどのほうが情報が早く流れてきます。なのでTL(タイムライン)をじ〜っと見ていたのですが、そこに興味深いツイートが流れてきました。芸能界の取材を中心とする、インタビュアー・吉田豪さん(以下、豪さん)のRT(リツイート。人のつぶやきを引用してツイートすること)です。



 これを読んだ瞬間、「フェアだなぁ」と思いました。
 同時に、ソーシャルメディア時代の情報はこのように修正されるんだなぁと実感しました。


 豪さんがRTしているのは、北野誠さんのツイートです。
 北野さんがツイッター上で答えられるはずのない質問をされ、それを見つけた豪さんが「今後、こういう質問はしないように」的な意味を込めてRTされたのだと思います。
 RTするということは、拡散することです。この場合、偏った情報の修正をしています。


 では、なぜ情報修正が可能なのか? それは吉田豪という有名人自身がRTしているからです。つまりそれは、豪さんの考え方(質問する意味がない)を含んでいることになります。フォロワーは「そりゃそうだよな」と考えるようになります。すると自然に、豪さんのリツイートは、さらにRTされ拡散されるようになります。



 ネタがネタなだけに、知っている人も知らない人もRTしまくったのだと思うのですが、これはある個人の考え方が急速に拡散していくことと同義です。
 イメージとしては、こんな感じ。



 面白い時代がやってきてるなと思います。